「減塩は万病の元」塩分が高血圧の犯人とされたワケ!必須栄養学により判明した真実とは?

塩分が高血圧の犯人とされた背景とは

健康神話の噓1つ目の嘘「減塩」です。

誰しも一度は聞いたことがある健康常識の一つではないでしょうか。

特に、TVしか見ないような高齢者や真面目な人ほど減塩をして、自ら病気になっています。

わたしの両親も5年前までは減塩信者で、高血圧に悩まされていました。

今は減塩をやめて必須栄養素をとることで血圧は安定し、高血圧で悩まされることは一切なくなりました。

実は、塩分が高血圧の犯人というのは、完全な冤罪だったのです!

では、なぜ犯人とされてしまったのでしょう。

減塩ブームのきっかけは、1961年に米国のブルックヘブン国立研究所のダールの疫学調査でした。

彼はラットの実験で塩の摂取量が高血圧の発症に関係があると示したものの、いくら塩を与えても高血圧にならないラットがいることを知っていました。

そこで人間はどちらのラットに属するのであろうかと思い、色々な食生活をする人の集団を調べた所、「高血圧患者は塩分摂取量が多い」というデータが得られた為、「塩分を摂取すると高血圧になる!」と発表し、減塩ブームが始まりました。

日本でも1970年代に入り、食塩を1日平均27g摂っている東北地方には高血圧が多いというデータが発表された事から、秋田県や長野県などで減塩運動 が行われたことはよく知られています。

しかし実はダールの発表の後、他の科学者によりさまざまな動物実験や臨床調査が行われたものの、再現性のある結果は得られませんでした。

科学的な根拠は不明瞭なまま「高血圧なら減塩だ!」が、マスコミによって健康神話として定説化してしまったのです。

塩分は冤罪!では高血圧の本当の原因は?

塩分が犯人扱いされて減塩ブームが進み、素直で真面目な日本人塩分摂取量は大幅に減りました。

もし本当に「高血圧の原因が塩分」であれば、高血圧患者の数も比例して減るはずですよね。

ところが塩分摂取量は減った代わりに、高血圧患者反比例して増えていたのです!!

一体なぜでしょうか?

もうお分かりですよね。高血圧の原因は塩分ではなかった、からなのです。

実際、現代科学や医学では、いまだに高血圧の正確な原因は不明と言われていますが、減塩をすすめています。

しかし封印された世界最先端の解剖学から導き出された『91種の必須栄養学』では本当の答えは出ています。

実は、高血圧の9割は塩分のとり過ぎではなく、ミネラル不足のせいだったのです。

残り1割は、腎臓の血管のつまりです。

尚、塩分感受性高血圧の人は本当に数%存在しますが、それも本当の原因はタンパク質不足によるもので、これも塩のせいではありません。

そして自分に足りないミネラル塩の中にも入っている人間は動物本能で知っている為、

高血圧になると治療として「塩をとれ!」というサインを身体が出すのです。

つまり、高血圧患者になると塩が無性に欲しくなるのです!

昔々あるところで、統計をとってみた所…

高血圧患者は塩分をたくさんとっていた

塩のとり過ぎが高血圧の原因に違いない!

ということで、塩罪、ならぬ 冤罪成立!!! 

そしていまだに昔話のように減塩神話が語り継がれているということなのです!

では、本当の高血圧の原因は何でしょうか。

アメリカ最先端の解剖学によると・・・

ミネラル不足により血管の周りの筋肉がつる事」が原因だったのです。

心臓は足の先から手の先まで血液を送らないといけませんが、心臓の力だけで血液を体中に流せるほど強くはありませんよね。

そこで、血管の周りの筋肉を「ぎゅっとしぼって&ゆるめる」ことで心臓のポンプの働きを助けているのです。

そして血管を絞る力は血圧の高い方なのでリラックスする時はということになります。

そして・・・

血管をしぼるときに必要になるのが、カルシウムです。

リラックスさせるために必要なのは、マグネシウムです。

絞ってリラックス絞ってリラックス・・・

カルシウムマグネシウム・・・

血圧の・・・ということなのです。

つまり

絞ったままリラックスできていないのが高血圧で→マグネシウム不足

リラックスしたまま、絞る力がないのが低血圧で→カルシウム不足、ということになります。

両方ともミネラル不足だったのです。

肩がこるのと同じ様に、血管もこります。

足がつるのと同じで血管もつります。

ただ血管には神経がないから、つっても痛いとは感じません。

だから気付きにくいのです。

しかしミネラル不足のサインはあちらこちらに出ています。

高血圧の方はマグネシウム不足のため、身体がリラックスできません。

なので、肩や首がこりやすい便秘気味疲れていてもぐっすり眠れない等。。。

同じ栄養素が足りないと起きる体のサインはたくさんあるので、見極める知識を身に着ける事で、自らの身体をコントロールする事が出来る様になるのです。

治療のために塩が欲しいというサインを出しているのに、あえて無視して美味しくない薄味で我慢し、わざわざ悪化させる・・・これはかなり悲しい努力と言えます。

大切な人が一生懸命減塩していたら、今すぐにでも伝えてあげたい真実の一つだと思いませんか?

天然の塩は、全ての動物の治療薬

牛や馬を育てるときは、牧場の中に塩の塊(岩塩)をおきます。

家畜が病気になったら、人間が儲からないからです。

なめ過ぎないように見張りもいませんし、置きっぱなしのなめ放題です。

人間も牛も動物なので、今の自分に足りないものがあると自然に欲しくなります。

塩分が足りない時しょっぱいものを食べたくなります。

逆に十分とれたら満足して、もうこれ以上はいらない、と欲しくなくなります。

だから牛や馬の岩塩はなめ放題で、管理しなくも大丈夫なんです。

逆に岩塩などを置かず、えさも塩が足りない状態にしておくと、人間が良く触る木のさくや手すり等を馬や羊などは噛み始めます。

汗には塩分やミネラルが含まれている為、木を食べたい訳ではないけれど、何とかして少しでもミネラルを摂取しようとするサインに素直に従っているのです。

そこで家畜の出すサインを見て、きちんと塩分やミネラルを与えると、さくや手すりをかじるのをやめます。

犬だと、汗のしみこんだ靴や靴下をよくかみますよね。新しい靴より汗が染みている靴を好みます。

赤ちゃんが何でも物を口に入れるのも、子供が爪を噛むのも、大人が氷を食べたがるのもミネラル不足のサインです。

動物も人間も本能必要なもの、足りないものを摂ろうとするのです。

そして残念なことに地球上で人間だけが、

本能で塩を欲しているのに、理性で我慢して自ら病気になっている唯一動物なのです。

自然の製法で作られた海の塩や岩塩には必ず、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムがセットで入っています。

だから、高血圧になると治療の為に、本能的に塩を欲しくなるのです。

また、塩分をとりすぎるとむくむとよく言われますね。

それは、不要な塩分を輩出するカリウムが不足しているからです。

自然塩には、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムが必ず入っていますが、化学塩精製塩はただのNa clなので、ナトリウム以外入っていません。

スナック菓子やカップヌードル、加工食品等には安い精製塩が使われているので、とりすぎるとむくむのです。

昔ながらの製法の自然塩なら、万が一とりすぎても余分な塩分は輩出してくれるようにうまく出来ているのです。

(塩の種類や選び方については、また改めて書きたいと思います。)

減塩するだけで病気を大量に創れるのはなぜか?

実は、減塩すると高血圧になりやすくなるだけではありません。

減塩をすることによって老化が早まり、ありとあらゆる病気を生みだしてしまうのです。

なぜ減塩するだけで病気になるのかというと、「胃酸の原材料が塩だから」なのです。

(えん)と、(えん)は、同じ(えん)ですよね。

塩酸を化学記号で書くと(H Cl塩化水素

を化学式で書くと、(Na Cl塩化ナトリウム

なのを見ればわかると思いますが、胃酸(塩酸)の原材料は塩なのです。

食べ物はまず胃の塩酸(胃酸)で分解します。

つまりがないと塩酸が作れない為、胃酸が弱くなり様々な問題を引き起こすのです。

健康の一番の基礎は、「必須栄養素91種類をすべて摂る事」と、「消化吸収を最大限にあげる事」です。

そして栄養を消化吸収するために何が一番大切かというと、胃と腸が正常に働くことです。

全ての病気の原因は、91種類の必須栄養素の不足からくるということは、前の記事でお伝えしましたが、全て摂取したとしても「消化吸収」が出来なけば、残念ながら身体は栄養不足になってしまうのです。

まとめると

減塩すると、胃酸が作れなくなる

➁食べ物が栄養素として消化吸収できなくなる

③栄養不足が進行して老化と病気になっていく。

という順番で、胃酸を弱くするだけで自然と病気に向かっていく仕組みになっているのです。

ただでさえ40歳を過ぎたころから、急激に胃酸が弱くなっていくため、放っておいても老化は進みます。

そこにわざわざ追い打ちをかけて減塩で老化を加速させているのが、現代の「悲しい健康法」なのです。

胃酸が弱く、食べ物が分解されないまま腸にいくと、吸収できる大きさではないためそのまま輩出されます。

しかも胃で消化出来ていない大きなままの食べ物は腸壁を傷つけ、腸の吸収力まで悪くしてしまうのです。

胃酸が弱いだけでしょ?」と思いきや、栄養不足を加速させ、老化病気を自らたぐり寄せてしまうのです。

必須栄養素91種類×消化吸収能力=健康度 です。

必須栄養素を91種とる事も大切ですが、同時に胃酸を強酸性に保ち続けることがとても重要なのです。

※胃酸を強酸性に保つためには、塩を摂るだけでは足りないので、それも「消化吸収の話」の時にお話します。

減塩による典型的なデメリット5つ

減塩すると胃酸が弱まり全ての病気を間接的に作り出す元になるためきりがありませんが、直接的なデメリットを5つあげます。

1、高血圧

2、殺菌出来ない

3、逆流性食道炎

4、腰痛

5、熱中症

1、高血圧

これはもうすでに述べた通りですね。

塩を摂った方が、むしろ高血圧には良いので減塩は今すぐやめましょう

ただ、減塩をやめて塩をとれば、すぐ高血圧がよくなるというわけではありません。

カルシウムとマグネシウムは大量に必要とされる「多量(主要)ミネラル」なので、塩を少し位増やしても微量しか摂取できず、足りない可能性もあります。

そしてカルシウムとマグネシウムは常にセットでバランスを保っているので、どちらかだけを増やしすぎるのは逆効果になる事もあります。

必要な量バランス良く摂取出来ているかどうかが、結果を出すにはとても大切です。

そのためには良質なサプリメントで必要量を確保する事も効果的ですが、サプリメントは品質の差がかなり激しいので、値段と手軽さで選ぶのではなく、品質の良いものを身体と会話しながら、適切な量とることが大切になります。

さらに高血圧の原因の一割は、マグネシウム不足ではなく別の原因から来ている可能性もあります。

自分の高血圧の原因は何かは身体のサインを確認すればわかりますので、正しく対策しながら方法を変えていく必要があります。

2、菌

口の中にはたくさんの菌がいて、食べた物や飲んだものと一緒に胃の中に入って行きます。

胃の中が強酸性(pH1~2)であればはすぐんでしまいますが、胃酸が弱いと胃の中に棲みついてしまいます。

菌は、胃がん慢性胃炎十二指腸潰瘍等を引き起こすと言われ、最近有名なピロリ菌も、胃酸が弱い証拠です。

ピロリ菌が活動するのに最適なpHは6~7で、4以下では、ピロリ菌は生きられません。

つまり菌が住めている時点で胃酸が弱く、健康の一番最初の土台が崩れている、大きな危険信号なのです。

息の臭い人、胸やけがする人、胃潰瘍なども全部、菌が死なない=胃酸の弱い環境であることが原因です。

3、逆流性食道炎

逆流性食道炎胃酸が強すぎて食道まで上がってくると言われていますが、あれも健康常識の間違いの一つです。

実は理由はまた真逆で、胃酸が弱過ぎるのが本当の原因なのです。

胃酸が弱い為に食べ物を分解するのに胃酸がたくさん使われ、頑張って動かないといけない為、溢れて逆流するのです。

食道や喉には酸を守る粘膜がないので弱い酸でも痛いのです。

しかし対処療法だと胃酸が強いことが逆流する原因とされている為、更に胃酸を弱くするための薬を出します。

すると胃酸をたくさん使うこともできず、頑張って動くことさえできなくなってしまい、更に胃が深刻なダメージを受けます。

確かに薬を飲むと喉の痛みはおさまるので良くなったように感じますが、根本原因を解決していないため、良くなるどころか悪化させています。

残念ながら薬はそもそも身体を根本的に元気にする為のものではなく、一時的に痛みや症状を抑えるためのものがほとんどです。

本当に健康な身体を手に入れたいのであれば、クスリが無くてもいい本当に元気な身体を創ることが大切です。

4、腰痛

実は最先端の解剖学によると、慢性的な腰痛の7~8割胃酸が弱い事が原因と言われています。

胃酸が弱いために胃が頑張って動きすぎてつってしまい、腰に痛みがきていることが多いのです。

長年、整体や針等を試しても治らなかったのに、減塩をやめて必須栄養素をとり、胃酸を強める為の食生活に切り変えた途端に元気になった人はたくさんいます。

もし減塩をしていて腰痛に悩んでいる人がいたら、今日から塩をたくさん摂って腰痛がどうなるか、ぜひ実験してみてください^^

※塩を増やしてもまだ腰痛が治らない場合は、他が原因の場合とまだ胃酸が弱りやすい食生活をしている可能性が高いです。

少しずつ順番に記事にしていきますね。

5、熱中症

熱中症予防に塩を摂りましょうというのは、誰でも知っていると思います。

熱中症で死亡したお年寄りの方のニュースを見るたびに、もしかして減塩していたのかなと悲しくなります。

Montain, S. J.ら(2007) “Sweat mineral-element responses during 7 h of exercise-heat stress”. International journal of sport nutrition and exercise metabolism 17 (6): 574–582.

PubMedによると、汗の成分は

ナトリウム:863mg/L
カリウム:222mg/L
カルシウム:16mg/L
マグネシウム:1.3mg/L

と記載があります。

精製塩ナトリウムだけなので汗の成分を満たすには足りませんが、自然の塩に本来入っているミネラルと同じ事がわかりますね。

しかし実は熱中症の元をたどると、根本的な原因60種類の必須ミネラル不足です。

60種類の必須ミネラルが足りないと血糖値のバランスが崩れ、急激に汗を輩出してしまうため熱中症になりやすくなってしまうのです。

もちろん、対症療法的には水分&塩分摂取熱中症対策は出来ます。

しかし常日頃から91種の必須栄養素で身体を満たしておけば、多少の事ではびくともしない健康体の身体で快適に生きていくことが可能になるのです。

これは余談ですが、熱中症ではなく突然倒れて病院に救急車で運ばれる患者は、なぜ倒れたのかの検査もしないうちにとりあえず生理食塩水の点滴を受けるそうで、その点滴をされた事によって急に高血圧になって困った病人は一人もいないそうです。

身体の細胞を創り直す材料が不足すると、老化と病気につながる。

冷静に考えてみると誰でもわかる、ごく当たり前の事実ですが、

「自分の身体に必要な栄養素を全て取れています!」断言できる人はどれだけいるでしょうか。

マスコミの流す古い健康常識に惑わされず、正しい健康の知識、道順を知ることがこれからの時代には大切です。

健康になりたくて薄味で我慢して減塩した結果、高血圧や病気に近づいていく、なんて悲しいことは今すぐやめましょう。

試験管やラットの実験ではなく、20000体以上の比較解剖実験をしたからこそ明らかになった事実!

世界最大の博物館に国の遺産として封印された健康の秘密

その氷山の一角である、健康神話の噓1は「減塩」でした。

続編をお楽しみに^^

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